Ko'olau Guitar & 'Ukulele Company

「Ko'olau Guitar & 'Ukulele Company(コオラウ・ギター&ウクレレ・カンパニー)」は、「Kitakis Stringed Instruments(キタキス・ストリングド・インストゥルメンツ)」と言う名前の家族経営の会社として1979年に創業しました。
徐々に会社は拡大し、既に家族経営ではありませんが、当時の家族的な強い結束力と協力的な雰囲気は今でも息づいています。
現在、ハイエンドのカスタム・モデル製造や修理をしていますが、創業当時は少量のカスタム・ギターやマンドリンは作っていたものの、主軸となるのはギター、マンドリン、ウクレレ、バンジョー、ヴァイオリン類の弦楽器全般の修理やヴィンテージ・ギターやマンドリンの修復でした。

C.F. MartinやGibson、Taylor、Guild、Fender、Ovation、Yamahaなど数多くの有名ブランドの公認リペアマンとして、20年以上修理に携わってきました。
会社として十分な仕事がありましたが、徐々に修理から製造へとシフトしていきました。

1990年代中頃にウクレレのブームが再び到来しました。
歴史を振り返ると、ウクレレは何度も流行しては衰退していきました。
しかし、近年の市場を見るとウクレレは一過性のブームではなく、楽器としてしっかりと一般に根付いたものになりました。
当時、販売されているウクレレの中には安価で品質の低いものも数多く見られるなか、コオラウ・ウクレレの理念は、ウクレレの品質向上と評価を上げることに決めました。
15~20年前に$500を超えるウクレレはほとんどなく、そんな高価なウクレレが売れる市場はないと思われていました。
しかし、最初に世に送り出した$500~2,000の高価なコオラウ・ウクレレは売れました。
高価なウクレレが売れることで、ようやくウクレレがプロフェッショナルな楽器だと言うことが認知され始め、購入した人々もコオラウ・ウクレレを絶賛しました。
そしてモダン・ウクレレの新時代の幕明けとなりました。
伝統的なハワイアン・ミュージックはもちろん、ジャンルにとらわれることなく、ジャズ、クラシック、カントリー、ブルーズ、ロックと言った多くのミュージシャンに愛用されています。

子供たちは成長し、自然とファミリー・ビジネスにおいてのそれぞれの役割を身につけていきました。 子供たち全員が小さい頃からネジの選別から床掃除まで何らかの形で仕事に関わってきました。
しかし、最年長の継息子Noa Bonkは、創作料理の見習いを経験した後、ウクレレ/ギター・ルシアーの道を目指し、優れた環境でリペアと製造の十分なキャリアを積みました。
彼は工房で心ゆくまで芸術的なデザインをし、納得いくまで時間を掛け製作することを続けていました。

幸いなことに、コオラウは人気を呼び、小さな工房での製作では間に合わなくなり、家族以外の労働力が必要となりました。
現在、彼は製作の監督を任され、製作指導をしながら、ポノのコンサルタント、研究開発をして、同時にコオラウの伝統とファミリー・ビジネスを指導しています。
彼の熱意と努力により、製造レベルは格段に上がりました。
さらに、$10,000以上もする高い品質のカスタム・ウクレレやギターを妥協することなしに製造しています。

一方で、装飾を抑えたシンプルなモデルをラインナップに加えました。
世界的な不況の中でも実績を伸ばしています。
多くのメイカーでは、コスト・パフォーマンス・モデルは、品質を下げて製造されるのが当たり前のように行なわれています。
コオラウの理念は「ウクレレの品質と評価を上げること」です。
このことを守りながら、ファミリー・ビジネスは、更に拡大する必要がありました。

コオラウで働く製造スタッフを紹介していきましょう。
Jeb Wiemerは高い技術を持った有望な製造見習いです。
Ama Mihiは、ミスの無い正確さを持っています。
Danny Navarroは、細かなセットアップと品質管理を担当しています。

Kilin Reeceは、楽器製造の最終段階である「フィニッシング」部門でのスーパーバイザーです。
彼は、美しく、保護の役目を担う最終コーティングによってコオラウの楽器を完成させます。
コオラウ製品のフィニッシュには、オリジナルのストック・ラッカーを使用しています。
彼は15世紀からヴァイオリンなどの伝統的楽器に用いられてきたアルコールニスやオイルニスなどを分析し、非常に熱心に特殊な配合を研究しています。

もう一人の息子であるAndrewは、コオラウの工房で幾年も働いた後に、現在ではWahiawaの同じ街にある小売部門であるミュージック・ストアでオーナー兼マネイジャーをしています。
小売部門は製造部門と深い関係です。
彼のマーケティング能力は、近年の製品デザインや将来のコオラウやポノの製造に大きく関わってきます。

最後に、ビジネスに必要不可欠な経理部門のSusan Kitakisがいます。
彼女は経理の仕事に従事していますが、芸術的な感性を発揮し、コオラウのオーセンティック・デザインに活かされています。