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 MUSICMANの略歴

MUSICMANは高い品質を求めるユーザーのために「情熱を持って製品を作る」を全社員のポリシーに「良いギター」を作ろうと努力しています。手作業へのこだわりと、機械への信頼−このバランスが生み出す工芸品ともいえるクォリティを保つためにMUSICMANは日産60本とギター・メーカーとしては極めて少ロットで生産しています。そんなこだわりのギター・メーカーMUSICMANの誕生から今日までを簡単にご紹介します。

MUSICMANは1972年にレオ・フェンダー(フェンダー・エレクトリック・インストゥルメント・カンパニーの創立者)がフェンダーでアンプの設計をしていたトム・ウォーカーと当時フェンダー社の副社長だったフォレスト・ホワイトや、営業の要職にあったデレル・ハイアットらとともに立ち上げたブランドで、ロゴマークの二人の人物は、レオ・フェンダーとトム・ウォーカーと言われています。フェンダー社の社長だったレオが新たなブランドに参画した理由は健康上の問題もありましたが、“経営者として様々な問題に頭を悩ますより技術者・開発者として純粋に新製品の開発に没頭したい”という“技術者魂”があったと思われます。84年にはアーニーボール社に経営が移行して現在に至ります。

MUSICMANは1975年にそのブランドを載せた初の製品であるアンプを発表しました。最初のモデルHD-130と412GSはエリック・クラプトンなどの使用により一大ブームを巻き起こしました。アンプの成功で自信をつけたMUSICMANはいよいよギター、ベースを発売します。

1976年に発表されたスティングレイ・ギターとスティングレイ・ベースは斬新なデザインと先進的なサーキットで世間の耳目を集めました。まずそのルックスは独創的な3:1のペグレイアウトのヘッドを持ち、ハンバッキング・ピックアップにアクティヴ・サーキットという積極的な音作りを可能にする武器を備えていたのです。1ヴォリューム、1トレブルに1ベースというシンプルなコントロールから、多彩な出音が生み出されたのです。その後ミッドレンジのコントロールを加えた3EQのプリアンプとなり更に使い勝手が向上し現在に至ります。

77年にセイバー・ギター、79年にはセイバー・ベースが発表されましたが、今は生産されていません。

86年には、アーニーボールとの合併後初のモデルであるシルエットが発表されました。
このモデルの開発にはカントリーの達人アルバート・リーが関わり、キース・リチャーズの使用で大人気を博しました。

87年には初のシグネイチャー・モデルであるスティーブ・モーズ・モデルを発表。H・S・S・Hという変則的に配置されたピックアップは実に多彩なヴァリエーションを生み出し、まさに七色のトーンを演出します。

90年に発表されたエディー・ヴァン・ヘイレン・モデルは、名実ともにMUSICMANの名前をポピュラーにしました。
エディーのシビアな要求を完璧に満たした仕上がりは、プロギタリストの間でも圧倒的な評価で迎えられました。
 −契約の関係で現在はAXISとしてラインナップされています。−

93年にはスティーブ・ルカサー、アルバート・リーという実力派ギタリストのモデルを相次いで発表し、そのクォリティの高さを全世界に知らしめました。

94年に発表されたスターリンはビフベイビーズ(ギターはアルバート・リー、スティーブ・モーズ)のリーダーで今やアーニーボール社の社長であるスターリン・ボール氏の名を冠したモデルで、やや小振りのボディに細めのネックをジョイントしたモデルで、取り回しの良さやフィンガリングの容易さを求めたモデルと言えましょう。1ピックアップでもセレクターによりシリーズ/シングル・コイル/パラレルの切り替えができるので、更に幅広く音をコントロールできるという特徴をもっています。

シルエットベースはとてもユニークな楽器で“ベーシストの為のギター、ギタリストの為のベース”と銘打たれて登場した、いわゆるバリトンギターです。スケールは29インチと短く、指板の幅、Rもギターのそれに近くなっています。
またディマジオ製のカスタム・スプリット・ハンバッカーを2個マウントし、5ウェイのセレクターと、ロータリーのシリーズ/パラレルスイッチとの併用で10パターンのピックアップ・コンビネイションを得ることができます。

2001年ファン待望のジョン・ペトルーシ・モデルが発売されました。
印象的なインレイと大胆なエルボーカットを持ち、極めて実用的なピエゾピックアップも搭載しています。
またMUSICMANのラインナップの中でも、ひときわ薄いネックを持つなど、厳しいジョンの要求を完全に満たしたギターです。

また、MUSICMANはアメリカでVANS WARP TOURに参加していてアクションスポーツに協賛しています。